石井康二会長 新年のごあいさつ
- 計量器コンサルタント協会
会員の皆様へ - 新年おめでとうございます。
昨年は長引くコロナ禍のみならず、ロシアのウクライナ侵攻に始まり全世界的な分断や差別が浮き彫りとなり大きな混乱を招いた年となりました。温暖化による異常気象も世界的な規模で拡がりを見せ各地に甚大な被害を齎せています。
まもなく世界人口が80億人になろうとしているこの地球を未来に繋いでいくためには、私たちに今出来ることを確実に熟していく努力が一層必要だと痛感しております。一人一人がSDGsの目標を改めて確認し具体的な行動に移していきましょう。
さて、弊会は今年2月に創立50周年を迎えます。昭和47年に計量器コンサルタント制度が発足し、翌48年2月に「東京都計量器コンサルタント協会」が産声を上げました。以来、半世紀にわたり多くの計量器コンサルタントを輩出し計量業界の安全・安心を担い、計量思想の啓蒙活動に努めて参りました。今回、50周年の節目を記念して式典を開催させて頂くこととしました。既に開催の御案内はお手元に届いていると思います。
ご多忙の折とは存じますが、会員の皆様のご参加を心よりお待ち申し上げておりますので何卒よろ
しくお願い申し上げます。
2023年、卯年の活動は、コロナ過で開催を見送って来た研修見学会や東西計コン研修見学会、そ
して資格取得研修会のリアル開催を実現させるべく取り組んで参ります。計量器コンサルタントの資格は計量器の販売に従事する者にとって必要不可欠な資格です。会員各企業におかれましては、
未取得の方がいらっしゃることと思いますが、資格取得研修会開催の暁にはぜひともご参加頂きま
すよう重ねてお願い申し上げます。そして可能であれば弊会にご入会頂ければ幸いに存じます。
弊会は計量器コンサルタントの資質向上を目指し、研修会や見学会と言う形で適時情報提供を行って参りました。これは設立当初から変わることのない弊会の役割であります。昨今、会員の高齢化等で退会者が散見され会員数の減少が続いております。今更申すまでもなく、会の運営は会員皆様
のご理解とご協力で成り立つものであり会員無くして会の存続はあり得ません。
現在、代表の私を含め会員の皆様にご承認を頂いた10数名の理事が適時打合せを行い各種行事の企画立案を担っております。少しでも皆様方のお役に立てる内容で情報提供が出来ればと考えておりますが、改善に向けたご意見やご要望、アイデア等がございましたら何なりとお寄せ頂ければ思います。今後は可能な限り、活動の範囲を広げて行ければと考えておりますので何卒よろしくお願い申し上げます。
今回の50周年を足掛かりに更なる会の発展を目指していくために、会員皆様方のご理解ご協力と
計量関連団体の更なるご支援ご鞭撻をお願い申し上げ年頭のご挨拶をさせて頂きます。
ありがとうございました。
「計量器コンサルタント協会創立50周年記念式典」のご案内
弊会は今年2月1日で満50周年を迎えるにあたり、本年2月10日にホテルグランドヒル市ヶ谷にて創
立50周年記念式典が開催される。記念講演会として産業技術総合研究所特別顧問の三木幸信様
に「計量・計測器産業を取りまく環境と技術動向」(仮題)の演題で講演いただく。講演会の後には懇
親会も予定されている。当会会員は参加費無料。すでに案内を送付済み。
日時と場所は次の通り。
日時:2023年2月10日14時より 場所:ホテルグランドヒル市ヶ谷
参加希望の方はFAX(03-6666-8970)またはメール(kei.con1973@gmail.com)での申し込みが必要。
現在も参加者を募集しておりますので、ぜひお集まりください!
「計量記念日のつどい」を開催
東京都計量協会主催の「計量記念日のつどい」が2022年11月11日(金)に開催された。
各受賞者は次のとおり。
■東京都生活文化スポーツ局 局長感謝状
須藤 恵美子様(㈱吉野計測 取締役)
増山 隆一様((一社)東京都計量協会 指定定期検査機関部課長)
横田 賢亮様(㈱横田計器製作所 代表取締役社長)
■東京都計量協会 会長表彰
【感謝状】 清宮 貞雄様((一社)東京都計量協会前会長、日本ダイナマット㈱ 代表取締役社長)
【経営者の部】 行木 康明様(ナメキ糧具㈱ 代表取締役)
【従業員の部】 池上 正夫様(㈱京急ストア SM事業本部店舗運営部)
今成 俊雄様(日本計量器工業㈱東京営業所 係長)
恵比寿 真様(国際企業㈱ 総務部課長)
清水 健富様((一社)東京都計量協会 計量管理部係長)
【事業所の部】 ゾンネボード製薬㈱
■計量管理強調月間「標語」入選表彰
【最優秀】 「日々の経済 支えます 暮らしの中の 適正計量」
福地 しのぶ様(㈱高島屋 総務部法務リスクマネージメント室)
「明るい未来へ たゆまぬ管理 正しく量って 確かな信頼」
惠田 豊様(㈱高島屋 総務部法務リスクマネージメント室)
【佳作】 友澤 一成様(㈱寺岡精工 環境事業部)
長谷部 桂様(森永乳業㈱東京多摩工場 製造部)
最優秀作品2点は標語短冊として印刷され、都計協の会員事業所に配布されている。
その他に今年度の計量関係の表彰された方は次のとおり。
■旭日双光章(秋の叙勲) 川西 勝三様((一社)兵庫県計量協会会長、大和製衡㈱ 代表取締役社長)
■経済産業大臣表彰 安齋 正一様((一社)東京都計量協会 豊洲市場計量管理担当)
■産業技術環境局局長表彰 小林 理生様((一社)東京都計量協会 計量管理部部長)
■東京都功労者表彰 大森 規雄様((一社)東京都計量協会理事、当会理事、共栄衡器㈱ 代表取締役)
「特別講演会」を開催
- 第2部では臼田孝産業技術総合研究所計量標準総合センター長をお招きして「計量標準のこれま
でとこれから ~メートル条約の成立から国際相互承認、そしてDXへ~」をテーマにご講演を頂いた。
単位の歴史からメートル条約の締結に至るまでや国際度量衡委員会、総会でのこれまでの決議内容
などスライドとビデオを交えて約1時間話された。途中休憩を挟み、後半は今年フランスのベルサイユ国際会議場で行われる第27回国際度量衡総会の話題へと移り、6件の決議案を紹介。その中で決議案CとDについて捕捉説明があった。
決議案Cは新たに4つの接頭語が追加される案。近年情報量の級数的な増大があり、それに対応すべくQ(クエタ)10の30乗、R(ロナ)10の27乗、r(ロント)10のマイナス27乗、q(クエクト)10のマイナス30乗を加えSI接頭語は全24種類となる。
決議案Dは複数ある時系をUTC(協定世界時)に統一し、今後起るうるう秒を挿入する際の最大偏差を議論していこうというもの。1972年にうるう秒の調整が開始されてから2017年までに27回(いずれも1秒挿入)の調整が行われている。時系をUTCに統一することで精度が上がり、時間当たりの情報と言う資源を新たに生み出す議決案となる。
制限時間いっぱいまで質疑応答が続き講演会は終了した。その後懇親会場へと移動し、参加者は
久しぶりの対面での情報交換に話を弾ませ和やかなうちにお開きとなった。
「第1回関東甲信越計量大会」を開催
- 新しく設立された関東甲信越計量団体連絡協議会は、2022年10月28日(金)に第1回関東甲信越計量大会を埼玉県の当番でさいたま市のホテルブリランテ武蔵野で開催した。
これまで年1回開かれる関東甲信越地区の計量会議は、計量協会の団体と計量士会の団体で合
同開催していたが、運営に関していろいろ曖昧な点もあったことから、2022年7月に両団体が解散し、新たに関東甲信越計量団体連絡協議会を設立した。そして年1回開催している会議は「関東甲信越計量大会」として開催することになった。
はじめに小川弘関東甲信越計量団体連絡協議会会長が新団体の設立を宣言した。
第1部で協議会が開会され、金井一榮埼玉県計量協会会長が当番県として挨拶をした。来賓を代
表して高柳三郎埼玉県副知事、大崎美洋経済産業省産業技術環境局計量行政室長、竹歳尚之産業技術総合研究所計量標準総合センター計量標準普及センター長の3名が挨拶をした。大平岳男新潟県計量協会会長が新団体設立までの運営委員会の討議経過等を報告した。金井一榮埼玉県計量協会会長が議長に選出され、堀井茂東京都計量協会専務理事が関東甲信越計量団体連絡協議会事務局長として監査報告をした。恵田豊埼玉県計量協会計量士部会長が提案議題と提案理由を説明した。
議題は「一般計量士の育成について」。制度改正等の要望に関しては、審議の内容を踏まえ、代表者会議で検討し、必要があれば働きかけていくことになった。続いて指定検定機関の現況報告があり、自動はかりの指定検定機関に指定されている及び指定申請している機関(5社)が現状を報告した。次回の計量大会は本年10月26日に長野県での開催を伝えて閉会。
第2部で感謝状及び記念品の贈呈が挙行された。
第3部で記念講演が行われた。演題は『渋沢栄一の近代産業育成~「忠恕」と「公益」』。講師は、河田重三渋沢栄一記念館資料解説員。
第4部で懇親会が行われ、盛大に終了した。
第16回計コン協懇親ゴルフ大会及びお泊り会を箱根で開催
当協会は、2022年11月18日の金曜日に神奈川県足柄下郡箱根町の「富士屋ホテル 仙石ゴルフ
コース」において晴天のなか新型コロナ感染防止対策を行ったうえで懇親ゴルフ大会を開催した。
参加者は当協会員が6名、(一社)日本計量振興協会から2名、メーカー2名の計10名。
優勝は日計振の安保竹男さん。ベスグロはワーク衡業の山口精一さん。
次回(第17回)は本年5月に開催予定。
【お泊り会を箱根強羅温泉で開催】
当協会は2022年11月18日の金曜日から1泊で箱根強羅温泉にて、新型コロナ感染防止対策を
行ったうえで「計量器コンサルタント協会お泊り会」を開催した。宿泊先は当協会員の所属する健保
組合の保養所で、参加者のうち数名は「第16回計量器コンサルタント協会懇親ゴルフ大会」開催後
に向かい、お泊り会だけの参加者と合流して、会員及び計量関係団体の方との懇親を深めた。念
願のカラオケも解禁されたため、皆で大いに楽しんだ。翌日は朝風呂に入り、美味しくてボリューム
たっぷりな朝食をいただいた。コロナ禍にも関わらず有意義な時間を過ごすことができた。
一口計量コラム「計量法」
私たち計量人が知ってるつもりが? そんな用語を披露する一口コラムです。
さて「計量法とは」と聞かれて、意味が深く熟考してしまいます。
計量法第1条で「この法律は、計量の基準を定め、適正な計量の実施を確保し、もって経済の発展及び文化の向上に寄与することを目的とする」と目的を定めています。
計量の基準を定めるとは、日本の計量制度を定める、計量の定義、単位の定義、計量標準の供給をはかることです。
適正な計量の実施を確保するとは、正確な計量器の供給し、私たちの生活に関係の深い計量器を特定計量器と定め、基準に適合したものだけが取引や証明に使用されるよう規制しています。
また適正な計量の実施を確保するために、定期検査制度や商品量目制度など様々な施策を規定しています。自主計量管理を推進するために、国家資格である「計量士制度」や、計量士による事業所の計量管理を推進する「適正計量管理事業所制度」などを定めています。その他に、行政機関などによる検定などの行政処分、認定機関の処分や不作為に対する「不服申立制度」や、経済産業大臣の諮問機関として計量制度改正の際に経済産業大臣が諮問する「計量行政審議会制度」などを規定しています。
こんにちは、これはコメントです。
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